[記事] 2026年のダークホースに? 福住仁嶺 × ROOKIEの新体制がもたらす可能性。

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TGRの2026年SF体制発表が行われ、引退した大嶋和也の後継者として福住仁嶺が NTT docomo business ROOKIE に新加入することが正式発表された。

福住仁嶺 × ROOKIEの組み合わせは2026年のダークホースとなり得る可能性がある。今回はその理由とともに、ROOKIEの2025年を振り返る。

大躍進を遂げた2025年

画像 / 日本レースプロモーション (JRP)

大嶋和也が6年に渡って創り上げた富士スピードウェイに拠点を置くこのチームは、既に中団トップを争えるパフォーマンスを手にしている。

1台体制で常にグリッド後方を走っていたROOKIEだが、2023年のR5SUGOで4位入賞。2024年は再び苦戦を強いられてノーポイントに終わったが、2025年は大躍進を遂げて見せた。

その結果として3度の6位を含む7回のポイント獲得を記録。ただそれ以上に、決勝レースの内容が明らかに良いものだった。

例えば、R6富士はリザルトこそ6位に終わったが、レースペースでは2位の野尻智紀を各所で上回るパフォーマンスを示していた。同様に、R3-4もてぎでもリザルト以上のパフォーマンスを持ち合わせていた。

経験に1発の速さをプラス

画像 / 日本レースプロモーション (JRP)

レースペースに自信がある中で、悩みを抱えていたのが予選1発だった。

2025年の大嶋和也の予選平均は14番手。4度のQ2進出を果たしたが、シングルポジションは1度もなかった。そのため、決勝レースは中団に埋もれることが多く、抜け出せずに本来のパフォーマンスを発揮できずにいた。

残念ながら1台体制であるため、チームメイトとの直接比較はできない。第三者からの視点では鮮明ではない部分もあるが、仮に大嶋和也のパフォーマンスが不足しているとすれば、ドライバー次第で改善の余地がある課題と捉えられる。

そこで新加入を果たす福住仁嶺は、1発の速さに定評がある。2024年のR4富士では参戦15年目のKCMGに初PPをもたらした。

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つまり、大嶋和也が創り上げたレースペースに自信のあるROOKIEのマシンに、1発の速さにおいても一目置かれている福住仁嶺がドライブすることで、相乗効果によってパフォーマンス向上が見込めるということを意味する。

また、鋭いオーバーテイクも福住仁嶺がもつ魅力の1つだ。「速さ」と「強さ」の両面を兼ね揃えたドライバーを起用し、戦闘力のあるSF23を操ることでどんな結果をチームにもたらせるのか。

とはいえ、2025年のROOKIEを見る限り、中団トップを安定して争えているわけではない。こういったパフォーマンスの波を改善することは引き続き課題だ。

ROOKIE × 福住仁嶺のコンビネーションは、既に先日の合同テストでもSession4にてトップタイムをマーク。まだまだテストなだけに全く油断はできないが、もしかするとROOKIEの初表彰台だけでなく、初優勝も夢ではないかもしれない。

5年ぶり3勝目へ向けて

画像 / 日本レースプロモーション (JRP)

福住仁嶺の個人に目を向けると、2026年で参戦9年目を迎える。徐々に中堅からベテランへとなりつつあるタイミングだ。

TGR陣営に加わる以前、ホンダ時代の2022年と2023年には、ROOKIEと同じ1台体制のThreeBondで苦境を味わった経験もある。ただし今回は同じ1台体制でも、上記のように状況が異なるため、過度な心配は必要ないだろう。

彼にとって勝利は、2021年にDANDELIONで挙げた2勝まで遡る。KCMGでも2024年のR4富士とR7富士の2回、勝利を手にする一歩まで迫ったが、成し遂げることはできなかった。

本来、非常に高いポテンシャルを備えたドライバーである福住仁嶺が、再び「本来いるべきポジション」で戦う姿を期待したいところだ。

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