[報道] JRPが2026年の新レースフォーマットを発表。一部大会でQ3導入、ダブルピット対策も。

報道

2月24日 (火) 、日本レースプロモーション (JRP) が2026年の SUPER FORMULA における新レースフォーマットを発表した。

1大会1レース制

画像 / 日本レースプロモーション (JRP)

〇 土曜日

・FP1 60

・FP2 50分+A組10分+B組10分

・予選Q1 A組14台 / B組14台が出走

・予選Q2 Q1進出の各6台 (計12台) が出走

・予選Q3 Q2進出の5台が出走

〇 日曜日

・決勝 ※1,2 タイヤ交換義務周回数

※1 AP : 11周目~最終41周前まで

※2 SUGO : 13周目~最終51周前まで

画像 / 日本レースプロモーション (JRP)

まずは、1大会1レース制が行われるAPとSUGOについてだ。

フリー走行では、FP2が従来の60分から50分+A組10分+B組10分のタイムスケジュールに変更。12月の鈴鹿テストで試験的に行われた組み分け走行が実際に採用されることになった。

これはアタックする車両が頻発するセッション終盤のトラフィックを防ぎ、走行の安全性をはかるために行われる。なお、組み分けは公式予選Q1の面々の通りに分けられる。

予選では、1大会1レース制のみQ3セッションを導入する。Q2はQ1進出の各グループ上位6台の計12台、Q3はQ2進出の上位5台のみが出走を果たすことができる。Q3の正式名称は「SUPER POLE QUALIFYING Supported by YOKOHAMA TIRE」となる。

そして決勝レースでは、レース距離は約185kmと変わらず。一方でピットウィンドウに関しては、2025年は1大会1レース制の場合には設けられていなかったものの、APは11周目以降、SUGOは13周目以降と設定される。

1大会2レース制

画像 / 日本レースプロモーション (JRP)

〇 金曜日

・FP1 80分+A組10分+B組10分

・FP2 30分

〇 土曜日

・予選Q1 A組14台 / B組14台が出走

・予選Q2 Q1進出の各6台 (計12台) が出走

・決勝 ※4,5,6 タイヤ交換義務周回数

〇 日曜日

・予選Q1 A組14台 / B組14台が出走

・予選Q2 Q1進出の各6台 (計12台) が出走

・決勝 ※4,5,6 タイヤ交換義務周回数

※4 もてぎ : 10周目~最終37周前まで

※5 鈴鹿 : 8周目~最終31周前まで

※6 富士 : 11周目~最終41周前まで

画像 / 日本レースプロモーション (JRP)

続いて、1大会2レース制が行われるもてぎと鈴鹿と富士についてだ。

フリー走行では、FP1は従来の90分から80分+A組10分+B組10分のタイムスケジュールに変更。こちらは上記の1大会1レース制の部分で解説した通りである。

予選は、1大会2レース制においてはQ3は導入されない。従来の通りQ1とQ2のセッションのまま変わりない。

決勝レースは、土曜日はレース距離が約165kmでピットウィンドウ10周目、日曜日はレース距離が約185kmでピットウィンドウなしで2025年は設定されていたが、2026年は土曜日も日曜日もともにレース距離は約185kmで統一。これは1大会1レース制と同様だ。

ピットウィンドウも土曜日と日曜日で統一されるが、もてぎは10周目以降、鈴鹿は8周目以降、富士は11周目以降とサーキットによって変化する。

ダブルピットの「解決」ではない?

画像 / 日本レースプロモーション (JRP)

2026年に向けて、オープニングラップなどアクシデントが起こりやすいレース序盤におけるSC導入によって生じる損得を防ぐべく、各サーキットによって異なるピットウィンドウが設定された。

1大会2レース制の日曜日にピッウィンドウなしが設けられた2025年は、序盤にSCが導入されると各車が一斉にピットへ向かい、2台体制のチームでは “ダブルピット” が発生。後方の1台が大きくタイムを失うケースが少なくなかった。ピットタイミングを序盤から制限することで、こうした状況を抑える狙いがある。

ただし、これらはあくまで影響の軽減であり、問題の完全な解決とは言い切れない。例えば、鈴鹿は8周目にピットウィンドウが設定されるわけだが、そのタイミングでSCが導入された場合には各車が再びダブルピットを余儀なくされる可能性がある。結果としてリスクは残るのだ。

また、戦略面にも影響を与える可能性がある。2025年は序盤にSCが導入されても1台をステイさせ、レースペースでポジションをある程度まで取り戻す選択肢も場合によっては存在した。しかし、ピットタイミングが中盤以降に集中することでロスを挽回する時間が限られ、戦略の自由度やリカバリーの余地は小さくなる可能性もある。

理想は、SC導入時におけるピットインの禁止や、フルコースイエロー (FCY) の導入だともいえるが、全戦で新たなピットウィンドウを設けた結果はどう作用するのだろうか。

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