日本レースプロモーション (JRP) は、12月10日〜12日に実施される「SUPER FORMULA 合同テスト・ルーキーテスト」にジャック・ドゥーハンが参加することを発表した。
今季6戦でF1参戦

画像 / BWT Alpine Formula One Team
オーストラリアの22歳であるジャック・ドゥーハンは、アルピーヌF1育成出身のドライバー。
昨年の最終戦アブダビGPでエステバン・オコンの代役としてF1デビューを果たすと、今季はレギュラーシートを獲得した。
しかし、成績不振や政治的要因など複数の要素が絡み、マイアミGPまでの僅か6戦でシート喪失。後任にはフランコ・コラピントが起用された。

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そのフランコ・コラピントは2026年もアルピーヌと契約。チームメイトのピエール・ガスリーも2028年まで延長し、少なくとも理論上では、2026年にジャック・ドゥーハンがF1のシートを掴むチャンスはないように伺える。
そんな彼に白羽の矢が立った舞台がSFとなった。
今回のテストでは3日間あるうち、6セッション全てを誰かとシートを共有することなくSF23をドライブする予定だ。そのため、単なるテストと見るには本気度が高く、噂の通り来季2026年の参戦を見据えた動きだと推測される。
3号車のKONDOをドライブ

画像 / 日本レースプロモーション (JRP)
テストにはKONDO RACINGの3号車から参加する。
KONDOは、今季のレギュラーである3号車の山下健太がKCMG、4号車のザック・オサリバンがIMPULからテストに。来季に向けて両者はチームを離脱することが予想されている。
これはKONDOのラインナップが完全刷新されることを意味しており、ジャック・ドゥーハンがその1枠を埋めることになりそうだ。
なお、4号車はウィリアムズF1育成でFIA F2ランキング4位・ルーク・ブラウニングがテストでステアリングを握る (欠席の1日目は名取鉄平がドライブ) ことが既に発表されている。
速さはあるが…

画像 / BWT Alpine Formula One Team
前述で、シートを失った理由として「成績不振と政治的要因」を挙げたが、実情を踏まえると後者の影響が大きかったと考えられる。
ピエール・ガスリーとリザルトで比較すると劣勢だったものの、その差は決定的なものではなかったのだ。実際、最後のマイアミGPの予選では初めてチームメイトを上回る走りを披露した。
つまり、ジャック・ドゥーハンはスピード面で決して見劣りする存在ではない。

画像 / 日本レースプロモーション (JRP)
しかし、F1を経験し、ドライバー個人にもスピードが備わっているからといって、SF23でも即座に速さを見せられるとは限らない。
というのも、KONDOは今季チームランキング7位。山下健太がもてぎでPPを獲り、オートポリスで表彰台に上がったことを除けば、基本的に中団トップをも争えるパフォーマンスはなかった。
この点は参戦が決まれば、より現実的に直面する問題となるが、テストでもいきなり速さを期待するのは現実的ではないだろう。
何はともあれ、F1ではFP2のT1でクラッシュという印象的な出来事があった鈴鹿で、SUPER FORMULAという舞台にジャック・ドゥーハンがどう向き合うのかに注目したい。


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