12月12日 (金) に鈴鹿で実施された「SUPER FORMULA 合同テスト・ルーキーテスト」のSession6を分析する。
U.ウゴチュクウが唯一の36秒台

画像 / SF ZERO
まずはSession6の結果を振り返る。
なお、ルーキーテストに出走した13名の全ドライバーがこのSession6で自己ベストタイムをマークしている。
トップタイムは唯一の36秒台となる1:36.862でウーゴ・ウゴチュクウ。2番手に0.473秒差の1:37.335で鈴木斗輝哉、3番手に0.568秒差の1:37.430で小林利徠斗というトップ3の顔ぶれとなった。
トップから7番手の荒尾創大までが1秒差以内となる0.929秒差、10番手のチャーリー・ブルツまでが2秒差以内となる1.726秒差、13番手の梅垣清までが3.357秒差以内に収まる結果に終わった。
注目のジャック・ドゥーハンは1.488秒差の1:38.350で9番手、小山美姫は2.279秒差の1:39.141で12番手。
セクター別で見ると…

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ベストタイムを4つのセクターに分けてタイムをトップ7で比較すると上記のようになる。
最終盤のアタックでトップタイムを叩き出したウーゴ・ウゴチュクウは、セクター2とセクター3で全体ベストをマーク。それぞれ0.167秒、0.160秒のマージンをつけた。セクター1は3番手もトップと僅か0.048秒差と接近している。
最速タイムを記録したアタックで唯一、セクター4だけは自己ベストタイムを更新できずに4番手に落ち着いたが、それでもトップとは0.105秒差だ。なお、自己ベストは18.829を記録した。
彼の「1:36.862」という驚速タイムは、セクター2とセクター3で差をつけられたことも大きいが、セクター1とセクター4でもトップからそう遠くないタイムを記録し、全体的にまとめられたことが大きかった。

画像 / 日本レースプロモーション (JRP)
対照的に、他のルーキーたちはセクターごとにタイムのバラつきが見られる。
2番手の鈴木斗輝哉はセクター1で全体ベストをマークする速さを示すも、セクター2以降が伸びず。そのセクター1では最速タイムを記録したアタック以外でも速さを見せていたが、他者も肉薄していただけにマージンとはならなかった。
3番手の小林利徠斗はウーゴ・ウゴチュクウに対し、セクター1で0.088秒、セクター4で0.011秒上回り、セクター2でも0.167秒差まで迫った。しかし、セクター3で0.424秒失っている。
小林利徠斗は最終盤のアタックでこのタイムをマークしたが、唯一セクター3だけがタイム更新ならなかった。それでも自己ベストは36.785だ。

画像 / 日本レースプロモーション (JRP)
4番手のフレディ・スレイターはセクター4で全体ベストをマークし、セクター3でも僚友のウーゴ・ウゴチュクウに続いた。ただ、こちらもセクター1とセクター2が振るわなかった。
なお、フレディ・スレイターがこのタイムを記録したのは中盤。最終盤にもアタックを行ったが、全セクターで自己ベストを更新できなかった。
その中盤にタイムをマークした時点では、同じ時間帯にアタックしたウーゴ・ウゴチュクウに対して0.046秒上回っていた。そのため、トラックエボを考慮してもまとめることができていれば、タイムは伸びていた可能性が高い。
3日間を通しての最速タイム

画像 / 日本レースプロモーション (JRP)

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上記の1枚目がSession1〜4の合同テスト、2枚目がSession5〜6のルーキーテストのリザルトだ。
ウーゴ・ウゴチュクウのタイムは3日間の全セッションを通してのトップタイムとなった。一方で、合同テストのタイムと比較しても、ルーキーテストでは全体的に揃ってタイムが向上していることが分かる。
気温や路面温度に大きな差はなく、明確な要因は不明だ。合同テストでは、2026年導入予定のE10燃料や新リストリクターの影響により、タイムが約1秒落ちる傾向が見られたが、ルーキーテストでも同様の条件だったのかは気になるところだ。



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